これは本当だ。少なくとも母に便を柔らかくする薬を医者の処方通りに毎日飲ませていると母は狂いだす。せん妄状態が再燃して意味不明な言動と夜間の徘徊が始まる。そして、薬をやめてみると次の日には正気を取り戻し、けろりとしている。
せん妄状態のため介護不能状態に陥り、疲れ果てた末に最後にたどり着いたのは「ためしに薬を飲ませるのをやめてみよう」だった。それで判明したってわけだから、介護人が薬のせいで認知症患者の症状が悪化していることに気づくことはまれだろう。
下剤とか胃腸薬に入っている酸化マグネシウムっていうのがあやしいが、素人なのでその辺はよくわからない。
この変な現象はレビー小体型認知症だけの特異な副作用かと思っていたが、そうでもないらしい。
引用文>>便秘を緩和するために下剤を日常的に使用していると、後年の認知症発症リスクが高まる可能性があるとする研究結果が、「Neurology」に2月22日掲載された。<<
その結果、私は結論づけた。「便秘解消の薬は認知症を加速させる。」
便秘で医者の診察を受ける人は気を付けた方がいい。
医者は何の気なしに気軽に下剤とか便を柔らかくする薬を処方する。
つまり医者が知らず知らずに日本の認知症患者を創造している可能性があるということになる。
ただし、母の場合で考えると母の認知機能が衰えはじめたころ便秘ではなかったので便秘薬その他の薬を常用してはいなかった。
そのことから推測すると、便秘薬だけが認知症の原因とも言えない。
ただ、介護する立場からすると便秘ごときのために患者と介護者との関係が壊れて生活がめちゃくちゃにされるのは問題だ。しかも、医者が処方する便秘薬が母に効いたためしがない。