あらためて母に聞いてみた「便秘はいつ始まったのか」と。
というのも、退院後の母は特に最初の一カ月は認知症の症状が激しく、介護する側としてはそのような質問をして事実確認を行う精神的余裕はなかったからだ。
今日、あらためて母に質問して分かったのは、転倒による大腿骨骨折のための入院の後、自宅に帰って来てからということだ。さらに、転倒した場所も玄関ホールの床ではなく、外の石畳であることも判明した。以前質問したときと同じ答えが帰ってきたのは病院にかつぎこまれた後の経緯だ。注射されたのは覚えているが、手術されたのは記憶がないという部分だ。麻酔が効いていたために手術された記憶が無いのは当たり前であるにも関わらず、病院関係者はそれでたけで「認知症みたいですね」と言われたのを記憶している。
今日、意外だなあと思ったのは母が転倒骨折する以前は便秘症ではなかったという点だ。
本人の証言によると、すり足、幻視、立ち眩みなどのレビー小体型認知症特有の症状があった時期にも関わらず、まったく便秘症ではなかったというのだ。